小紅の渡しと中山道・加納宿~可渡宿~美江寺宿(中山道歩き No.46) 第516号

 2011年10月26日、今日は加納宿~可渡宿~美江寺宿を歩く。距離はそんなにない。
昨夜は鵜沼宿で真っ暗になり岐阜駅前のホテルに泊まった。

 名鉄・岐阜駅から電車に乗り、三柿野駅で降りた。川崎重工の工場が有ることと航空
自衛隊岐阜基地があるので、それらへの通勤客だろうか、人が多い。

≪間の宿・新加納≫
 国道21号線の歩道を淡々と歩くだけだ。途中に、間の宿・新加納立場跡がある。鵜沼宿と
加納宿が17kmと長い為、中間の新加納に休憩所が出来て、茶屋とか旅籠が設けられた
そうだ。
画像  【間の宿・新加納立場】
  この辺りにも古い昔ながらの家も
  散見できる。

  この街道筋に「信長」とその隣に
  「織田」と言うバス停がある。この
  辺りは織田信長との関わりが有る
  のだろうか。

≪加納宿≫
 加納宿に入る。枡形が6ケ所も有る宿場だ。「御鮨街道(岐阜街道・尾張街道)」と言う
面白い道標を見つけた。美濃国奉行だった大久保長安が徳川家康・秀忠に鮎鮨を献上
していたらしい。その鮨を運んだ街道を「御鮨街道」と言われている。
        【御鮨街道追分】        【加納宿の街並】
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≪小紅の渡し≫
 道は更に西に進み、途中で、一人のおじさんに話しかけられた。「小紅の渡し」があるので、
是非とも、そこを通れと云うので長良川に出た。そこに渡船場があるが船はいない。向う岸に
舟と船頭さんが居たので、手を振ると船が来てくれた。
【向こう岸の船頭さんに手を挙げる】        【舟が来てくれた】
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 ここは、れっきとし県道であり、橋が無いので、渡し船で人を運んでいると云う。渡し賃は無料
であると。乗客は我々二人だけだった。詳しくは下記の楽天ブログをクリックして下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/autumnleaf/diary/201110280000/

≪可渡宿≫
 長良川の水は青く澄んでいた。気持ちの良い船旅だった。しばらくは長良川の堤防を歩くと
可渡宿だ。しかし、この宿場は昭和20年の空襲で全部焼けて、当時を思わせる遺構は何も
残っていない。川止めの時はかなり混雑したらしい。宿の長さは327m、地理的には長良川の
土手近くにあったので絶えず水害にあったと言われる。本陣1軒、脇本陣は無し、旅籠24軒と
小さな宿場だ。
   【可渡宿の入り口】               【可渡宿の街並】
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 また、しばらく歩き続けると、「美江寺宿」に入る。入口に「美江寺宿名所・遺跡案内」の看板
があった。それを参考にして、宿場を歩いて見た。

≪美江寺宿≫
 美江寺宿は、長良川の「可渡の渡し」や美江寺の先にある「揖斐川の呂久の渡し」を控えて
そして美江寺を中心とした門前町として発展した。宿内は残念ながら、明治24年の濃尾震災
で潰滅してしまい、当時の面影を偲ぶものは余り無かった。
 宿場の規模は小さく、脇本陣もない。旅籠も11軒と泊まる旅人も少なかったと言われている。

 旧中山道の街道筋がメインの通り。美江寺一里塚後の碑が寂しく立っている、その先右手が
美江神社である。入口に高札場跡があり、神社の境内のは復元された高札場がある。
更に、この境内には美江寺跡碑、中山道文間延絵図、宿場の説明等もあるのだった。
   【美江寺宿の街並】            【美江寺の跡地】
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 道は枡形になっていて、角に、虫籠窓を持つ大きな家は、元庄屋で和田家である。今も人は
住んでいるのだ。当時から残っている家はこれだけである。中山道美江寺56番目の宿場である。
画像

【元庄屋の和田家】







 そして、又枡形であるが、その角に道標がある。そこに「左:大垣・墨俣に至る、右:大垣・赤坂
に至るとある。ここから、その角にお休処があったのでしばらく休憩する。時間は未だ3時過ぎだが、
この先に進むか、ここで電車に乗り、今夜の宿がある大垣市に行くか議論したが、結局は、引き
返して、樽見鉄道で大垣に行く事になった。

ところで、この美江寺は富有柿の発祥の地であり、名産地である。周囲は柿栽培の畑だらけ
であった。
   【中山道と墨俣への追分道標】     【樽見鉄道に乗りました】
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樽見鉄道の美江寺駅は無人、電車の本数も少ないが、少し待って電車に乗り、大垣駅に到着
した。今夜のお宿は大垣駅前のAPAホテルである。久し振りに大きなホテルに泊まれる。

中山道赤坂宿に続く

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